本気とかいてマジな時代劇

ドラマのカテゴリを使って今日書くのも憚られるが、「剣客商売」が素晴らしいお仕事をされておったことをここに書き残しておきたい。このシリーズは連ドラ1回目からほぼ欠かさず見ている自分的大ヒット時代劇である。鬼平(同じ枠でやってた)は途中だれた時期もあったが「剣客(これケンカクと読む。我が心の師、池波正太郎大先生のこだわりだ)商売」は連ドラの時期が短かったのが幸いしたかそういう時期はなかった。今もたまーに思い出した頃にスペシャルで放送されるのを楽しみにしている。しかし鬼平もそうだがなんでこのシリーズはもっと宣伝をせんのか。見逃すとこだったじゃないか。まあ見られたからよし。フジテレビの時代劇のよさというか「鬼平犯科帳」とか「剣客商売」の池波正太郎原作のこのシリーズのよさといったら、風情だよね。この風情は大河では見られない。調べてないけどこれ撮ってる人ってずっと変わらないのかな。少なくとも連ドラの頃からのテイストを忠実に守ってるのは確か。そして本気。作ってる人が時代劇を本気で作ってるのが伝わってくる。人気があるシリーズだからちょっとスペシャルでも撮っとくかってなものとはわけが違う。大体人気があるのかどうかもいまいちわからん。宣伝もしないし。でも私は好きだ。だから数字を取って欲しいと本当に思う。今は視聴率が悪いと続編作ってもらえないし。次が見たいなあ、と思う数少ないドラマのひとつだ。ついでにどう考えても無理だけど「仕掛人・藤枝梅安」もスペシャルにしてくんないかなあ。絶対すっごい数字持ってると思うんだけどなあ。20年ぶりにどうだろう。渡辺謙は無理だと思うけど。「仕掛人・藤枝梅安」といえば、池波正太郎の絶筆版を図書館から借りっぱなしにして引越しの時そっと返却ボックスに返しに行ったのを思い出した。某区の図書館の人、その節はご迷惑をってここで書いてもな。あ、今思ったけど私がこのシリーズが好きなのってもう読めない池波正太郎の小説を代わりに書いてくれてるからなのかもね。てことはドラマが好きなんじゃなくて池波正太郎が好きってことか。うーん。だんだんわかんなくなってきたのでここらで強制終了。