オフィシャルブック

先生たいへんです、わたくし映画公開前にほぼ全てのストーリーを把握してしまいました。しかもあろうことか結末までなんとなくわかってしまいました。先生、どうしたらいいですか! ま、それでも楽しむ自信はありますが。
オフィシャルブックっつーからには当然ネタばれは覚悟してたさ。てかむしろ映画を見た人向けの本なんだろうなとは思った。映画を見てから読もう、活字は読まないで写真を楽しむだけにしようと思ってたさ。だがしかし、自他共に認める活字中毒の私がそこにある字を読まずにいられようか。無理だね。(アッサリ)
これね、52ページ以降の『思い出シーン解説』の枠線内がくせものだよ。これ読むだけでかなり詳しくわかっちゃうよーん。読まなきゃよかったよーん。出演者のインタビューは伊藤歩以外は読んでも大丈夫かと。
で写真は撮り下ろしじんじんを見た後に映画中のじんじんを見ると、たった1年なのに大人になったなあと思うよな。撮り下ろしのピックを銜えるあごのシャープさが更に大人っぽさを演出しておるよ。ヒゲは疎らだけど。あ、じんじんはおでこがちょっと乾燥しやすいみたいだよ、メイクの人。
この撮影の前にさ、じんじん大分体絞ったじゃん。痩せたなーと思ったけど今の写真と比べるとちょっとまだ顔がぷくぷくしてるよね。髪型のせいもあるだろうが可愛いよ、一年前のじんじん。でも今の方が好みだ。この男は確実に私好みに成長していて、ちょっと光源氏の気分を味わえて楽しい。育ててないけど。
あとネタばれとは違うんだけど、監督×アカニシ対談でまたもや「台詞を覚えてこない」発言があったんだけど、これ多分だけど憶えてこない訳ではないと思うんだよ。「違和感のある台詞は言わない」みたいなことをどっかのインタビューで言ってたけど、それを現場で言うってことは台本はかなり読み込んでると思うんだよね。だったら台詞は完璧じゃないながらもそれなりには憶えるじゃん。自然に。
NHKのプロフェッショナルで福山雅治が「台詞はなんとなくしか憶えない」「その場で生まれるものを大事にしたい」(言い回しは違う)って言ってたのを思い出したんだけどさ、ようはこういうことだよね。アカニシもその場で云々みたいなことは言ってたし。福山は演技論として言ってたけど、アカニシは演技論を語るほど演技経験がある訳ではないし、そもそもそんなもん毛嫌いするタイプだと思うけど。でもそれはやっぱり今のアカニシなりの演技論だと思うんだよ。意識してるかどうかは別として。まあ私はそうとったってだけの話だけど、そう思うとこれからの演技者としての彼が実に楽しみになるじゃないか。期待しているよ、君。期待されるのは苦手らしいけどな。